2009年2月の日記
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2009.2.22

最近聴いた音楽

ザ・ラスカルズ
10cc
少年ナイフ
ダンコ・フィエル・アンダースン
バルサミコ&ザ・ビネガー
C.C.R.

そうそう、最近はラスカルズがお気に入り。
リマスター版とか出てるんやろか。
ラスカルズをもっといい音で聴きたいな。
例えばの話、ジョージマーティンとかが作ったら、
ラスカルズはもっと良かったと思う。

ダンコ・フィエル・アンダースンは、
しばらく聴かないと、無性に恋しくなって来る。
ホームシックみたいなものだな。
そういえば、ジョージハリスンの「魚座」を初めて聴いたとき、
僕はこの「ダンコ・フィエル・アンダースン」を思った。
実は「魚座」の世界はすでに「D.F.A.」の中にあったのだ。
ただ説明は出来ない。
聴くしかないのだ。

で、今朝は何となく電話をいじっていて、
中に入ってる、ジョージハリスンの「True Love」に行き当たった。
コール・ポーターなんて名前しか知らないが、
この曲のオリジナルが聴きたくて、
映画「上流社会」のサントラを買ったのがもう20年ほど前のこと。
ビング・クロスビーとグレース・ケリーの歌は良かったが、
全く知らない曲かと思うくらいに違っていて、
ジョージの録音はあれはあれでオリジナルと言える気がするほどだった。
ジョージのセンスは本当に素晴らしくて、
初めて聴いた当初から現在に至るまで、
ただの一度もその新鮮さが薄れたことがない。
僕のモスト・フェイバリットのひとつ。

音楽を語るなんて珍しいなと思いつつ。


2009.2.14

ウチからたぶん150mも行かないくらいで国道には出られるが、
箕面や千里中央方面へはいつも裏側の細い抜け道的なルートをたどる。
通り馴れてるが道がかなり細く、対向車が来たときには、
道に沿って点在する駐車場のどれかに避難する。
面倒というほどではない。
今朝も向こうから軽のワンボックスがやって来たので、
少し手前で停まり、向こうがすでにさしかかっていた横の駐車場へ、
一時避難してくれるのを待つ。
ところがその車が、なぜか少し横へスライドしただけで、
ちゃんと道をあけてくれないからややこしくなっちゃった。
こちらが動いて避けるには、この道の中でも最も狭くて、
前進でも慎重になる場所を20mほどもバックしないといけない。
待てば、通れないと気づいてくれるかと思ったら、
車を降りてこっちへやって来た。
めんどくさ。
というか思考の方向が間違ってる。
そんな暇あったら、ぱっと寄せてくれたらええのに。
「通れるやろ」ええ年の、しかし少々気の強そうなおじさんだった。
ドアを開けて「軽でないと無理」と応えた。
実際におじさんが乗って来た軽の幅とほぼジャストしか隙間はない。
こちらから見れば一目瞭然だが、おじさんは通れると思い込んでる。
いや、本当は嫌がらせなのかも知れない。
そうでなくとも不親切きわまりない。
僕の車は日本の規格にはまらないので、
見た印象以上に横幅があり、そのために3ナンバーをつけている。
到底無理。
しかしおじさん「通れるやろ」の一点張りで動かないし、
どうやら興奮して来てるのが見える。
「2メーターある」とか言うのも聞こえたけど、
口からでまかせも良いとこだ。
ドアをまた開けて「早よしてー!」と言って閉めた。
僕も暇ではないのでちょっと声が大きくなっちゃった。
「……!」
何か言ってるが聞こえない。
ただ、言葉が荒くなってるのはわかる。
何度かそんなことを繰り返した末に、
最後には向こうがあきらめて車を寄せた。
通り際に軽く手を挙げて会釈したのがさらに気に障ったか、
「免許返せ!」と怒鳴っていた。
僕はべつに運転がうまいわけじゃないけど、
自分の車が通れるかどうかくらいは判断出来る。
なにより「通れればいい」という考え方が間違ってるしね。
いい大人なんだから、
相手がより通りやすいように気遣う、ということができないと。
誰にもメリットのないことで意地を張る人は面倒くさいです。
と言いつつ、こんなつまんないことに遭遇するための必然が、
僕自身の中にあるんやろなと、そんなことも考える。
精進します。


2009.2.13

一昨日はビートインでライブで、
普段やらないジョージの曲をやったりもあるし、
いつもよりノドを酷使した感もある。
それにしてもやはり引き金は前日の「鷹の爪」だったらしく、
のど(かあるいはノドの上の部分)を痛めたことで、
少し風邪とかもウエルカムしちゃったようで、
なんとなく身体が心もとないと感じていたのだ。
結局ライブ終了時には問題なかったのに、
これまで何度も経験しているように、
その後の会話でノドがつぶれていき、
帰る頃には普通じゃなかった。
疲れ果てて朝目が覚めたら1階のリビングで、
のどはいつものような痛みじゃなくて、
これはもう「荒れてる」とかでなく、
明らかに「傷ついてる」感じ。
ごくんとすると、ピリッと痛みが走る。
耳鼻科へ行くと「おお、荒れてるねえ」
だって痛いもん。

テレビに坂本龍一が出ていて、
昔「メッセージソングは嫌い」と言ったことがあると。
はは、僕も嫌いです。
ついでに最近よく目や耳にする「人の感情をあおる」モノも大嫌い。
音楽とかテレビドラマとか小説とか報道とかいろいろね。
直接的に安っぽい感動を作るのは、
手慣れた人にはきっと簡単なことなのだ。
芸術というのはもっと先にある。
ジョンレノンが昔「本当のことを歌ったのは2曲だけ」と
言っていたが、これも本当でやっぱり他の曲はウソだと思うけど、
ジョージハリスンという人は、
人生を本音で貫いた人だったのだろうとあらためて思う。
ただ、そういう人がそれほど稀だとは思ってないけど。


2009.2.10

朝、辛ーい韓国ラーメンを食べていた。
朝から?とかは言わないの。
何かの拍子に咳き込んだら、
麺と一緒に口に入れたばかりの鷹の爪の輪切りが、
のどの奥からジャンプして鼻の穴の裏口へぴたりと張り付いた。
かどうか知らんけど、とにかくそんな気がした。
その瞬間から鼻の奥の粘膜がカーっと燃え始め、
熱いような痛いような、なんとも表現しがたい感覚で、
じっとしておれず。
とにかくこの状況から脱出しなくては大変なことになる!
と思って水をがぶ飲みしたが、効果は自覚出来ず。
わからんけどダメなような気がする!
ちょっと気が変になりそうな自分を必死で抑えながら、
病院へ担ぎ込まれる自分も多少想像しながら、
今度は鼻に水を流し込んだ。
うわ、倒れるかも知れんで。
頭グラグラしながら、のどの奥にそれが滴るのを感じる。
もうこれ以上は方策を持たないぞ、と思ったが、
いつを境にか、少し事態が沈静化したのを察した。
冷や汗とため息でぐったりしながら残りのラーメンをすするが、
家族はそんな僕に気づきもせず、
ぼんやりテレビに見入っている。
ま、今回は僕の鼻の奥の粘膜が少しただれただけで済んだが、
この世の終わりがいつ来るとも知れないのにね。

Kが昨年ウチの近所で拾って警察へ届けたiPodを、
落とし主が現れなかったみたいだから、
警察までとりにいくというので車で連れてった。
音楽がほぼいっぱいに入ったiPod nano 4GB。
持ち主は「Yuko」とだけ登録してあった。
かわいそうに。
ちゃんと連絡先も登録してたら届けてあげたのに。
Kはそんなことより手に入れたものに有頂天で、
「ラクダになるぞ」が入ってたー、とか言ってる。
彼の運命は、なにかと得をするように仕組まれているらしい。


2009.2.7

昨夜ウチを訪れたカメラマンK氏とiPhoneについて少し話した。
この人は変にいろいろ詳しいので情報源としてはわりに便利。
とにかく今日、思い立って無線LAN導入を検討することにする。
手始めにと朝刊の折り込みを見ると、
コジマとミドリの広告に無線LANルータが載っていて、
一方では四千円代とある。
そんな値段で買えるのか、知らんかった!

で、買った。
四千円代の商品は二階建て一軒家のウチにはパワーに欠け、
結局は九千円近くの買い物になったが、
先々のことを考えると高い買い物じゃない。
まずMacBookで通信を試してみると、
あれ、これって有線より早い?
それが最初の印象。
廊下をケーブル引きずってつないでたのが、
なんと馬鹿げたことに思えたか。
iPhoneも問題なくつながり、
最近はあまりネットにつながないiBookでも使えることを確認。
それ以外のは動かさないから無線にする必要ないし、
とりあえず、めでたし。

無線LANはお金がかかると思っていたのは、
数年前の話だった。
世の中何でも一般化してしまうとなんでもないものだ。
良いか悪いかそんなことは知らない。


2009.2.5

ちょっと仕事の依頼を受けて、
超ベテラン画伯、武内ヒロクニ氏を訪ねた。
「ヒロクニさん、生まれは?」
「いや、俺は昭和13年やと思っとったんやけど、
 S(細君、僕と同世代)は12年やと言うんや」
とにかく何を訊いても予想通りの答えが返って来ることはない。
こんなに面白い人は他に知らないし、
知り合えただけでも「得した」気分だ。
話し出すと止まることを知らず。
彼の話の中には、必ず大勢の人名がぞろぞろ出て来る。
ロックミュージシャン、文学者、哲学者、画商、
そして同世代とその前後の美術作家たち。
僕はそのほとんどに聞き覚えがなくて、
しかもその内容もあまりはっきり意味はわからない。
でも、そんなことはわりとどうでも良くて、
ただニュアンスだけで聞いていて、
そして、その時代や空気を思い浮かべながら、
結局、ずっと一貫して変わらないのは、
このヒロクニ氏だけなのだと知る。
同行したMが「ヒロクニ先生」と呼ぶと、
「いや、先生じゃなくて、ヒロちゃんで……」
本気か!冗談か?
しかし本当に、
ヒロちゃんと呼べてしまいそうな氏であった。
どはずれた純粋さを持つ俗物、けっこうカッコいい。
作品、観るべし。


2009.2.3

一昨日は、南港でチャリティ・コンサート。
初めての場所で、音が心配だと思っていたが、
この日のPAは旧知のベテランM氏。
結論から言うと、彼を全面的に信頼して◎だった。
どんな場所でもちゃんとした演奏会場にしてしまうあの仕事には、
毎回感心というより感嘆してしまう。
後で録音したものを聴いて、さらに驚く。
音もいいけど演奏も良い。
要は、音が良くて環境を整えてもらってるから、
演奏そのものまで良くなっちゃうと。
まさにPAがバンドに力を与えてくれている。
というか、
ほんとにバンドなんてPA次第だとつくづく思う。
たぶんこの日のお客さんは得をしたと思うよ。

古い本をかなり大量に古本屋へ持っていった。
返されたらそのときに考えようと、
適当にガサッと持っていったらガサッと帰って来た。
売れたのは¥1,200ほど。
拍子抜け。
リサイクルショップにもあれこれ持っていったが、
査定を待っている間に店内を物色していたら、
訳の分からん物どもがごちゃっと入ったカゴの中に、
Appleの「Wireless Mighty Mouse」を見つけた。
ちゃんとパッケージに入って¥1,280!
「動作確認を出来ていないので格安。保証ありません」
そんなのいいですいいです。
¥1,280なら捨てても良いです。
だってこれ定価は¥8,800よ。
リスクがあるはずの時にリスクを感じないのは呼んでる証拠。
結果、問題なく動作してそれはそれはお得な買い物になった。
なんだか楽しいや。


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