2008年12月の日記
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2009.12.31

また今年が終わる。
もうここ何年も、ゆっくり新年を迎えたことがない。
今だって、まだ部屋の片付けをやってる途中で、
ようやく遠くの方に灯りが見えかけて来た、
というくらいの段階。
ほんとに何やっとるのか。
しかし片付けが終わったとしてもまだやることは残ってるのだ。

高橋さんの「いつかソウル・トレインに乗る日まで」は、
結局、堂島のジュンク堂へ行って買った。
最初からそう決まっていたようなものだな。

祖父の満100歳の祝いと、父の喜寿の祝いに、
近所の花屋で花束を注文した。
4日の祝いの席に持参する。
この花屋のお姉さんのセンスはすごい。
花ならここで買うと決めている。

さて、今年も近所の寺に除夜の鐘を撞きに行く。
その前に風呂に入らなきゃ。


2008.12.28

最近のテレビは面白くない。
特にやたらやかましいだけの、お笑い系バラエティが大嫌いだ。
僕は漫才が好きで、お笑いというよりは漫才だけが好きかもしれない。
だから漫才をしない漫才師なんていないも同然。
漫才をテレビでやってほしい。
ちゃんとネタをやらせる番組が少なすぎるよね。
現存のネタをやらせる番組は、どうにもレベルが低いしね。
ほんと、ちゃんとしなきゃダメよ。

ちなみにドラマはもともと嫌いだから観ない。
音楽番組はもっとつまんない。
ニュースは嫌いと先日書いた。
そういえば案外面白いのは教育テレビだったりする。
それにNHKのニュースは、変なキャスターとかじゃなく、
単なるアナウンサーに徹してるからまだいいね。
でも、スポーツの結果を先に言っちゃうのはなんででしょ?

あ「世界の車窓から」は好き。
でも、真剣には観ないな。


2008.12.27

今、2階の一室を何日もかけて片付けている。
古い書類と雑誌やカタログ類、
小さなギターアンプとMDやカセットテープ、
その奥の机上には古いMac2台とその周辺機器。
閉店した銭湯から譲り受けた「ぶら下がり健康器」
この風呂屋は友人の実家だった。
さらに奥には古いレコードプレーヤーがあって、
向こうは楽器群とテレビ。
かなり奮発して買った、
アナログシンセサイザー最後期の名機と言われたJX-8Pと、
あわせて買ったキーボードスタンド。
昔は録音にかなり使った、グレコのバイオリンベース。
友人から譲り受けたマルチエフェクター。
愛用したMTR「タスカム246」
そして僕が音楽に興味を持った中学時代に叔父がくれたギター。
まださらに奥にはでかい本棚がそびえていて、
たどり着くのはいつのことか。
古い本などはもう売っぱらうつもりの準備中で、
雑誌類の多くは廃品回収に。
楽器もかさばるばかりで使わなくなったし売ろうかと考えてる。
これ以外にもギターとかまだ何本かある。
古いスネアヘッドがいくつか出て来て捨てた。
それにしても八畳間の半分ほどはほぼ物置状態だったもので、
とにかくどうにも片付かない。
正直、息切れしてるんですがね。


2008.12.22

バルサミコ&ザ・ビネガー、本年の予定終了。
今月は先週のキャバーンに始まって、プリンスホテル、ビートインと、
なんだか集大成みたいなバラエティだった。
Everybody's got something to hide except me and my monkey
久しぶりにやったけど、バルビネのドライブはある境地に達していた。
鍋の蓋もうかばれるというもの。
Sexy Sadie は難しい。
やはりリンゴスターの感覚は月並みじゃない気がする。
「良いお年を」と決まり文句で帰路につく。

昨夜帰ったらM-1は当然終わっていて、
先に結果だけ知ってしまうことを恐れたために、
結局早朝までかかってビデオを全部観てしまった。
出演者がほとんど緊張しているので漫才番組としては面白くない。
でもそれなりに実力のあるチームばかりなのでまあ笑えるか。
キングコングと笑い飯以外はね。
先日、本命「ナイツ」対抗「NON STYLE」と言う僕の予想は大筋的中し、
敗者から浮上してほしいと書いた「オードリー」も登場してちょっとエキサイト。
漫才は、オードリーの1回目が一番良くて、復活敗者のアドバンテージを感じる。
ただ正直、NON STYLEに「ダントツ」とか言う審査員の真意がわからず。
僕のような素人にはわからん部分での判断かも。
素人には「うまい」とかは関係なくて「面白い」「好感持てる」だけだし。
「対抗」と書いた割に少し納得出来てないのでした。
あ、ザ・パンチに新しい展開はなかったねえ。
でもあの「へ」みたいなのが持ち味でしょ。


2008.12.15

昨日キャバーンでのイベント終了。
なんというか、アレくらいのキャパのある会場に、
お客さん満員の状況で演奏するというのは、
いろんな意味でやりやすいと再確認。
PAの飛鳥ちゃんに録音を頼んでいたが、後で聴いてみて、
「こんな演奏してたのか!」とちょっと驚いた。
ほかのメンバーのことはいざ知らず。
少なくとも僕だけに関して言えば、
ハニービーというバンドでやってたときには、
いろんなものにがんじがらめにされていて、
いつもやりにくくて、自分の持ち味みたいなものも、
少しも発揮されてないと感じていたが、
そこから完全に抜け出した、解放された勢いが全体に感じられて、
正直うれしかった。
コータローさんの歌は、やっぱり全体をリードしてるし、
シューヘイのギターは存在感が増して、
曲のコントラストをはっきり浮き出させる。
成長著しいまこっちゃんの若さも、
非常に良い意味でバンドを引っ張っていく。
自画自賛ではあるが、僕が正直なの知ってるでしょ。
このバンドは確実に面白いモノになって来ている。
とにかく、これほど勢いのある演奏を、
ほかのバンドで聴いたことないね。

M-1の決勝メンバーが決まったらしい。
なるほど最近目につく人達ばかりではあるが、
全体的にちょっとパワーに欠ける、
というか、強烈なキャラクターが不在と感じるのは僕だけか。
でも最近大好きなナイツ、ザ・パンチ、ダイアンが入ってる。
ちなみに僕的には、本命は安定した実力のあるナイツ。
対抗に最近急に面白くなって来たNON STYLE。
個人的に応援するのがダイアン。
ザ・パンチは大穴だが、新しい展開を期待。
それにしても、キングコングとか笑い飯とか、
ネタにセンスのないコンビは正直不快なんですけどね。
オードリーあたりが敗者復活で出て来て欲しい。
ただいくぶん審査員に不信感あり。


2008.12.12

実は昨日、急にノドがざらざらしてきて「むむ」と思っていたが、
今朝起きてみると明らかにおかしくて、スムーズに声を出せない。
有り体に言ってこれは風邪だ。
二日後にライブを控えているというのにえらくまずいので、
早速朝のうちに耳鼻科へ行くと、大したことはないがちょっと荒れてると。
暇なわけではないが、しょうがないので寝た。

本も少し読んだ。
読み出すとやめられない。
昨日書いた「いつかソウル・トレインに乗る日まで」がやっぱり欲しくて、
耳鼻科医院の帰りに少し離れた書店まで行ってみたら開店20分前だった。
じっと待ってるほど時間が余ってるわけでもないので帰る。
アマゾンとかでも買えるし¥1.890もするので送料も要らないが、
僕は図書カードで買いたいのだ。
やっぱり堂島のジュンク堂かね。

20日の宝ケ池プリンスは、ドラムを持参しないといけないが、
僕はドラムセットを持ってないので手配した。
ちゅうか、大学の後輩に電話しただけだが。
ちなみに彼へのお礼は缶ビール一箱くらいか。

21日ビートインのジョン特集のメニューをCDにしてみた。
かなりやって来たつもりの僕にして、生涯初めて挑戦という曲もある。
というか、これは初めて聴いたときからずっとやりたかった曲だ。
かなり久しぶりにやる曲もあるし、お客さんはともかく僕自身が楽しみ。
ビートインはキャパの小さいのがたまに傷かな。


2008.12.11

今日は車を点検に出して、その待ち時間とかもろもろで、
ここ数ヶ月で考えるとかなり本が読めた。
といっても40ページほどではあるが。
実は本を読みながら、1時間ほど歩いていた。
距離にして5キロくらい、少し汗ばんだのをのぞけば快適。
やっぱり歩くのって楽しいと思う。
本読みながらならもっと楽しい。

高橋源一郎の「いつかソウル・トレインに乗る日まで」が欲しいが、
近所の書店にない。
高橋さん、もう少しだけ売れて下さい。


2008.12.9

先日、Mの展覧会会場にいたら色が黒くて彫りの深いオトコマエが現れた。
一目見て、後日ここで演奏するインド人ミュージシャンだとわかる。
写真を見ていたからね。
機材を前もって運びに来たらしい。
ボーと立ってたら「彼もミュージシャンだ」と紹介されてしまった。
わりとこういうの面倒くさい性分ながら、
「楽器は何をやるのか」と英語で訊かれたので、
「ドラムをプレイする」と答えると、
最初からテンション高めだった彼の目がさらに輝きを増して、
「じゃあ、ぜひ演奏を観に来てくれ」と言い出した。
「タブラを知ってるか?」
「少しだけ……」
「君のドラムはスティックでプレイするのか?
 全然違うからぜひ聴いて欲しい!」
そうか、彼の楽器はタブラ(インドのドラム、というか打楽器)だった。
たしかに非常に興味はある。
インドの楽器でシタールと同じくらい興味があるのがタブラだった。
あの音を生で聴きたいと思った。

今日は彼のライブ。
ほとんど行く気がなかったはずが、当然来たという気分で演奏を迎える。
何にでもきっかけというのはあるね。
演奏はタブラとサントゥールの二人だけ。
彼の演奏は素晴らしいだけでなく、凄まじかった。
もっとゆったりした音楽を想像していたが、
実際には山を登るようにエキサイトしていき、
とても胡座をかいて座っているたった二人の演奏とは思えないほど白熱した。

「very comfortable」と言うと、
日本語で「そうね」と応えた。
これが逆だったら、英語で「そうね」はなんと言うのかと、
ちょっと考えてしまった。はは。
またコラボレートしましょう、などと言われたが、
笑って頷くしかなかったよ。
僕の演奏はドラムとして独立したモノじゃない。

インド音楽はこのときの演奏を聴いただけでも深いとわかる。
のめり込む人がいるのも理解できる。
ただ、彼は自分が生まれた土地の音楽をやっているのだ。
僕は神戸の舞子に生まれた日本人なんだな。

後でタブラを触らせてもらったが、真似をしてみても音すら出なかった。
彼の手の指先は、カチカチに固まって一部割れて血がにじんでいた。


2008.12.4

スウィングガールズという映画を見た話をずいぶん前に書いた。
ここ最近にも高校生がバンドを始めるという映画を2本ほどテレビで観た、
というか、断片的にチラ見しただけだが、
ああいう映画って、やはりかなり無理がある。
誰でも練習すればあんな演奏が出来るようになるわけじゃないし、
他人の楽器をいきなり持って演奏するとか、
まして、機材をガーっと運んで突然その辺をステージにしてやっちゃうなんて、
現実的には、人に聴かせられるようなモノにはならない。

ただ、ロックとかに偏見を持った教師の存在は身をもって知ってる。
僕が楽器を始めた頃は、今とはまったく環境が違ったしね。
高校の芸術鑑賞会みたいなのに来たギタリストまでが、
エレキギターはギターじゃない、なんて嫌悪をあらわに言っていた。
中学時代、フォークソングを演奏するという前提で作ったバンドで、
学校の行事前日の練習中、遊びでロック(たしかバッドカンパニーだった)
をやったら、ブラスバンド部の顧問の教師が、
「コラー! おまえら何をやっとるかー!」
と叫びながら、ものすごい勢いで走って来たのを今でもリアルに思い出す。
ウソみたいだが、ホントの話。
ロックは、タバコや万引き、喧嘩と同じ扱いだった。
映画の中で「それは時代遅れでは?」みたいな台詞があったけど、
そうじゃなくてやっぱり個人の能力の問題だと思う。
コンクールの度に必ず賞状を持って帰って来ていたあのブラバンが、
いったいどういう精神で音楽をやっていたのかとは思う。
あの先生、当時の自分の行いを今は恥じているのだろか。

結局は「本当に大切なことって何なの?」と、
「芸術って何なのよ?」という問いがここに残るわけだが、
この二つのテーマの実体は実はひとつだ。
だって芸術とは人間そのものだから。
ジョージハリスンは、
「結局最後は宗教しかない」みたいなことを言ってたけど、
僕は「最後は芸術しかない」と確信している。
芸術を考えることは、自分を見つめることなのだ。

家人Mの展覧会が、まさに今、神戸で開催されている。
今回これまで以上にいろいろ苦労もしたが、
聞くところによると、結果的にはかなり評判がいいらしい。
初めて行った新しい試みが功を奏したということらしいが、
実は常に新しい試みというのはある。
要するに、毎回同じことはしていないということ。
その人の芸術というのは死ぬまで変化しながら生き続ける。
だから常に作品はプロセスでしかなくて、完成することはないし、
もし、完成したと思ってしまったら、
それは明らかに目指すところを間違っていたことになる。

「正義」という言葉があるが、この単語は究極の意味を持っている。
そのせいか、ある人なんかは、
「正義なんてこの世に存在しないから、その言葉も嫌いだ」
などと言っていた。
でもそれってただの傍観者の無責任な捨て台詞でしかない。
その定義だって人によって違うわけだから、
「正義」が実在するかどうかは関係ない。
というか結局のところ「正義」は実現しない。
重要なのは「正義」について考え、それを追い求め続けることだ。
それが「良く生きる」ということかなと思う。
だから僕は「正義」ではないが「正義の味方」なのだ。

「芸術」というのはこの「正義」に似ている。
(もひとつおまけに「宗教」にも似ている)
あまりにも似すぎていて実は同じ物なんじゃないかと思ったりする。
「芸術」と「正義」について考えましょう。


2008.12.3

昨日も姿を見たが、今日は白い猫が朝からウチのテラスで日向ぼっこだ。
というか、ただ寝てる。
例の、ウチで生まれた3匹のうちの1匹。
全体が真っ白なのに、シッポだけが茶色の縞模様で、
右の尻にブチがひとつだけある、あの猫だ。
珍しいので遠目に見てもはっきり見分けられる。
もうすっかり大きくなって、どう見ても子猫じゃないぞ。

結局いつ見ても、少しずつ移動してはいてもやはりテラスにいて、
最後に見たのはもう夕方近かった。
考えてみれば猫なんて、食欲さえ満たされたら他にすることなんてないのだ。
なんと暇なやつ。
ちょっと代わってくれっ。


2008.12.2

ビートインのライブのことを日記に書こうと思ってたのに、
またなぜかフリーズ状態で一週間以上。
なんともう12月ですか。
なんだかわからんけど時間というのは薄情だ。

バルビネは良くなってる、と思う。
先週のライブでは、シューヘイとまこっちゃんの
さらなる成長をひしひし感じた。
彼らが本当に力を発揮するのは、これからなんやろね。
僕はと言えば、いつもみんなが立ちっぱなしなのに、
後ろでゆっくり座っててすんません、ちゅう感じです。
いやいや、スルーして下さい。

年内(要は今月だが)ライブは3本。
キャバーンはもうチケット売り切れだが、後の2つもぜひどうぞ。
特に京都のホテルはこれまでにない感じよ。
ただ料金がネックかな。
たぶん料理の値段が高いんだ。
よろしくお願いしますです。

最近ニュース番組が嫌いだ。
キャスターと称する人達はみんな善人顔、物知り顔で、
庶民の味方みたいなふりをしてるけど、
明らかに情報は意図を持って選択、操作されてる。
どうも偽善的に見えてしょうがない。
むかし、亡くなった祖父が、
「朝日新聞は気に入らん!」と憤慨して購読をやめたことがあったが、
当時全く訳が分からなかったそういったことを、
ようやく理解できるようになったのか。
そういえば僕もあるとき、新聞屋に「来月からいらない」と言ったら、
それから節目節目に商品券を持ってくるようになった。
あれも大変な商売だ。

師走というが、なぜか本当に忙しい。
お金にはならない。
ただただ時間がなくて困る。
本はというと、高橋さんの「ニッポンの小説」を読んだ後、
保坂さんの「小説の自由」をやっと半分ほど読んだとこ。
両方とも、一旦途中で断念した本だが、
(理由は、読み切るのに時間がかかりすぎて前の内容を忘れちゃうから)
常に持ち歩くようにして合間合間に少しずつを繰り返した結果だ。
本来は持ち歩くようなコンパクトな本じゃないけどね。

ウチに頂き物の「完熟トマトジュース」とかいう、
ガラス瓶に入ったちょっと高級そうなのがあって、
もったいなくて飲んでなかったけど、
あるとき¥100ショップで、
全く別の「完熟トマトジュース」というのを見つけて買ってみた。
これがまあまあ美味しくて、普段から全く問題ない胃腸が、
さらに調子よくなったみたいな感じだったが、
今日、突然思い立って飲み比べてみた。
いやなんと、頂き物の方の美味いこと。
トマト100%なのにフルーツみたいだった。
トマトジュース、身体にいいぜい。
血のつながった親戚が軒並み癌で死んでる僕としては、
飲んでた方が良さそうな。


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