点かないままほったらかしになっていた和室の蛍光灯。
点灯管が見あたらないので、かなり新しいものみたいだ。
ま、僕がわかっていないというのもなんだがね。
とにかく、蛍光灯程度のモノまでが最近はブラックボックス化している。
どうせ分解してもわけのわかんない基板みたいなものが出て来て、
お前なんかに、とせせら笑われるのが落ちだ。
自分でなんとかできるかも、という小さな思い上がりがぷしゅっと砕けた。
修理のために量販店に持ち込んだら、修理代は5,000円だと。
「けっこうかかるんですね」
そう思わず口走った僕はまだ、しょせん蛍光灯、ぐらいの感覚。
それなら新品の方が安いかも。
修理受付のおばさんも同じ意見だったので、
壊れた蛍光灯をあずけたまま、照明器具売場へ行ってみた。
蛍光灯も意外と高価だ。
見た目にそれほど大きな違いを感じないものでも、
2万円もするものがある。
今回壊れたのも、そんなやつなのかも。
とにかく一番安いのを探してみると、2,980円。
ただこれは、さすが傘のデザインが見るからに極度に安っぽい。
いくらなんでも目につくたびにストレスがたまりそうだ。
そこで、今回壊れた蛍光灯の傘を新しいものに取り付けることを考える。
サイズがわかんないけど、なんとかいけるんちゃうか。
希望的観測の名人、ここにあり。
あずけてある器具を測ってみればええんやけど、面倒くさかった。
持って帰って傘を付け替えてみると、微妙に穴のサイズが違ったが、
そこはなんとか、見た目さえ問題なけりゃの精神でクリア。
無事取付け終わり。
ちゃんと点いた。
消すと蛍光灯に、うすら青い光が残る。
どこやらに「ホタルック」だかなんだか書いていたのはこれか。
電気を消してもしばらくは完全に真っ暗にならないので安全、らしい。
しかし、ちょっと気持ち悪い。
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